うたごえ新聞掲載記事・2011年

北九州関係の掲載記事を転記します。
 (うたごえ新聞社了解済)

11月21日&28日
うたごえ広場
 北九州青い空合唱団主催の”うたごえひろば”(年4回)を10月26日に行い秋の歌を中心に歌いました。 毎回60名前後が集まってくれます。 わが団の堤龍輔さん作詞作曲「原発列島ああ日本」を脱原発,放射能汚染を心配しない自然を取り戻すことを願って歌いました。 リクエストコーナーでは懐かしい歌,平和の歌,思い出の歌など盛り上がりました。
美濃部恒子(北九州市)


11月7日
布施明に相槌
 10/17号に久しぶりに布施明の名前が出ていて嬉しかったです。 東日本大震災について「ある識者が,頑張れって言わない方がいいと言っていたが,遠く離れていたら『頑張って』『頑張ろう』としか言いようがないではないか」に相槌。
小松恭子(北九州市)


9月26日
4コマでさすが
 古沢望さんの”われらニュガの合唱ニャン”9/5号には脱帽でした。 原発問題の提起とどう行動するかを4コマに凝縮。 さすがですね。 9月9日”原発ゼロをめざす北九州市民集会”(1000人余)。 JR小倉駅までデモ行進し,玄海原発1号機の廃炉,原発から自然エネルギーへの転換を!!と訴えました。
美濃部恒子(北九州市)


9月12日
野中禮子さん
 新婦人木更津支部の野中禮子さん(7/18号)横浜から千葉へ引越されて4年ですばらしいです。 何年住んでいても何か行動を起こさないと何も生まれませんね。
小松恭子(北九州市)


9月5日
記憶の価値
 8/1号”空を見てますか−記憶の価値”。 アメリカの哲学者ジョージ・サンタヤーナ「過去を記憶できない者はその過去を繰り返す運命を背負わされる」のことばと共に共感しました。
美濃部恒子(北九州市)


7月25日
寄り添うとは
 7/4号,東北被災地を訪ねた原田義雄さんの記事。 地元のコンサートにゲスト出演され,生の演奏を聞いたばかりだったので「アッ! 原田さん!」。 マッサージに心ほぐれて「死んだ方がよかったと思っていたが,これなら100歳まで生きそう … との82歳の女性 … 」。 寄り添うって,こういうことなのだと思います。
美濃部恒子(北九州市)


7月11日
歌作りが招いた富山旅行
Aさん語る「忘れぬ富山大空襲」

 昨年,おおかわうたう会で「忘れぬ富山大空襲」の歌を作ったことから,5月に行った富山まで13人4泊5日旅行(船2泊)の余韻が続いている。
 平和の歌を歌っていこうと,初めおおかわうたう会は梅原司平さんの「折り鶴」。 この後,岩本東洋さんの「八月の小倉」。 ある時,85歳のAさんが「二十歳の時,富山の軍需工場で働いていて大空襲に遭ったんですよ。 工場は焼けなかったので避難場所となり,毎日毎日おにぎりを作り,油の染みていた手が真っ白に」と話され,その時私は来年の創作発表会にはこのことを歌にと思った。
 早速,会員6人でAさん宅に話を聞きに出かけ,未熟ながら私が作曲することにし,「忘れぬ富山大空襲」が出来あがった。 地域の市民センター文化祭で発表した時,知らない人から「良かったですね」と声かけられ,Aさんが富山まで行ければ一緒に,と富山行きが決まった。 富山の友人・才藤さん(富山医療生協理事)に楽譜を送ると素速い反応で「来るなら来年5月中旬が良い」との返事。 富山大空襲は終戦間近8月1日深夜,70機を越えるB29が市内ほとんどを焼尽くす(99.5%)という資料も才藤さんから送られてきて,富山行きの船中は学習会となった。
 歌1つ作ることでこんなに大きな出来事に出会えたと感謝の念でいっぱいである。
小林千里(福岡)


7月4日
”われニャガ”600回おめでとう
 開始から14年 … スゴいですネ。 昨年のNPTニューヨーク行動の時すぐ4コママンガを描かれていた吉沢望さんのお顔が浮かびます … 新鮮なネタ今の社会問題を風刺したマンガ毎週楽しみにしていますヨ!
美濃部恒子(北九州市)


6月13日
盛岡から九州へ
 歌には心を癒す大きな力があると改めて感じた5/23号トップ記事でした。 救援物資はお腹を満たし,歌は心を満たしてくれる… 盛岡合唱団さん,遥か北九州で重い心を抱えている私の気持ちも晴ればれとしてくれましたね。 Special Thanks
江口道子(北九州市)


6月6日
随想うたごえ時間
東北,宮崎,復興の力と祭典

 雨上がりに勢いよく伸びた木々の緑が映える。 自然の移り変わりの中で最もいのちの息吹を感じる季節であるが,多くの命を失い,生きる糧を奪われた大震災の被災地の方々にはどう映っているのだろう。
 被災した原発による放射能汚染は,残された人々の住む土地さえ奪い,これからも苦しめ続ける。 2ヶ月余を過ぎた今頃,私たちがようやく知る程の被害の多様さ,深刻さもある。
 私のように離れた地で大した支援もおぼつかないまま,胸を痛めている人たちも多いことだろう。 被災地にあって直ちに立ち上がった東北のうたごえの仲間たち,呼応して全国で繰り広げれらる支援の活動を本紙で知るにつけ,うたごえ運動のありようを学ばされた。 今年の日本のうたごえ祭典開催千葉では,いち早く震災と向き合い,復興,明日への希望を開く祭典にしようと歩みを強めている。
 持ち回りで開く九州のうたごえ祭典だが,今年の開催地は宮崎県である。 今は大震災で隠れているが,鳥インフルエンザ,口蹄疫,新燃岳噴火と苦しめられてきただけに,地元では,ふるさと宮崎を元気にしたいとの思いは強く,1800人の会場を確保し,4月の実行委員会には婦人コーラス,農民組合,新婦人などを含め,50人近くが参加した。
 口蹄疫を題材にした宮崎の吉田笙子さんの詞に原田義雄さんが作曲した「ふるさと宮崎」は,共感を呼び,広がり始めた。
 また,祭典に向けて創られた「いのちの島」など3曲構成は,地元で練習会が始まり,全九州と一緒に300人の演奏を目指している。
 九州合同では「Great Journey」も演奏予定で,4回の合同練習に加え,7月には阿蘇で合唱講習会を計画している。 宮崎,千葉,両祭典成功は,明日への希望を開く力になるはずである。
(福岡県のうたごえ協議会議長)


4月18日
奥野さんの指揮
 3/28号は今年の日本のうたごえ祭典inちばの全国女性合同指揮者で声楽家の奥野真理子さん。 なんとグッドタイミング! われら北九州青い空合唱団50周年演奏会にゲスト出演して下さり,大成功の喜びの会でうたごえ新聞を手にしたから・・・「奥野さんの指揮で歌いたいね〜千葉に行こう!」と盛り上がった。 「ペーチェの虹」「童神」どんな曲なのだろう・・・ワクワクしてくる。
美濃部恒子(北九州市)


4月4日
2つの話
 感動した2つの話。
 NHKラジオで−両手いっぱいにお菓子を持ってレジに並んでいた小学生が,募金箱を見て「やっぱりこれ返します」と募金した。
 私が指導員をした都内在住学童OBのSちゃん「あの地震の揺れ・・・もう死ぬのかと思った」と不安を話し,もらった出船祝い10万円を義援募金にした。 力を合わせて復興を信じ希望を持つ時です。
美濃部恒子(北九州市)


3月14日
歌を生きる力に
 2/14号,歌うことで最後まで命の炎を燃やし亡くなった小林まり子さん。 わが北九州青い空合唱団もここ半年で2人の団員とのお別れがあり,小林さんの姿と重なりました。 歌うことを正に支えに生きる力になっていたIさん,Uさんも「ここに幸あり」の替え歌で♪ここが死に場所青い空・・・と歌い私達に感動を与えてくれた方です。
美濃部恒子(北九州市)


1月24日
随想うたごえ時間
今,欲しい歌がある

 昨年の日本のうたごえ祭典in長崎は大成功で幕を閉じた。 九州のうたごえにとっては,とりわけ慌しかった分,ほっとした心持で新年を迎えた。 とは言っても,迷走する政治を嘆いているように悪天候が続き,心地よいとはいえない。 早く青空を取り戻せと急がしているように今日も雪が舞っている。
 例年のことだが,地区労連の旗開きで歌ったのを皮切りに,新成人のつどいに向かう華やかな列にうたごえの幟を立てて歌った。 旗開きには「闘うわれら」「ドンと来い」などが,「いい歌を歌ってくれた」と喜ばれ,新成人向けに歌った「Believe」は,急ぎながらも,合わせて口ずさむ若者が多かった。 この月末28日から3日間,三池闘争の舞台で,荒木栄ゆかりの大牟田市で,全国創作合宿が開催される。 うたごえ創作部のそうそうたるチューターを迎えた創作実践だけでなく,荒木栄さんと共に活動した木下そんき,神谷国善両氏の話,ゆかりの地を訪ねるなど,大牟田ならではの,企画が盛り込まれている。
 多くの期待を裏切り続ける政治のもとで,平和のこと,安心して働き暮らすこと,人間らしく生きることなど,切実な怒りと願いに満ちている。 国民の願いと共に歩んできた「うたごえ」の出番はかってなく増えている。 私が所属する小さな合唱団でさえ,昨年の演奏は43回を数えた。 声がかかる度に,何を歌うか頭を悩ませている。 聴き手のことを思うが,演奏力不足に泣くことも多い。 そんな時,荒木曲のすごさを思い知る。 解りやすい詩と曲,的を得た鋭い視点。 生き生きと今の時代に蘇ってくる。 合わせて,うたごえ運動の60数年の創作の財産がある。
 とはいえ,時代の変遷と要求の多様さの全てに応えられるはずがない。 今,欲しい歌がある。 その思いが大牟田会場に集まり,うたごえの糧となるだろう。
綾正博(福岡県のうたごえ協議会議長)


1月3日
山口直子さんへ
 12/13号,1面の名古屋の合唱オペラをはじめ4〜5面の各地のうたごえ通信楽しく読みました。
 来年のインド版「ぞうれっしゃがやってきた」日本とインドのコラボで上演3面の山口直子さんの記事(NPT・NY行動でも日本のうたごえ祭典でも親しく話した方)心からエールをおくります! わが北九州青い空合唱団も創立50周年演奏会(3/20)です。
美濃部恒子(北九州市)