うたごえ新聞掲載記事・2007年

北九州関係の掲載記事を転記します。
 (うたごえ新聞社了解済)

2007年11月19日
奈良のうたごえの歴史
美濃部恒子(北九州市)

 日本のうたごえ祭典in奈良,夫と参加,願っていたことが実現します。
 11/15号は奈良のうたごえの歴史,木下そんきさん,守屋博之さんの記事に胸が熱くなりました。 こういう先輩が守り続けたうたごえの重みがズシンと胸に響きました。
 なぜ20人の団員が今日の運動を起こした得たのか,じっくり知りたくて奈良恒子著「うたごえに生きて」の本も書店に注文しました。

2007年10月15日
病院でお見舞いうたう会・
北九州・おおかわうたう会
小林千里(福岡)

 会員の牧さんが5月に転んで入院。 7月に入って2度目のお見舞いに行くと「今,なに歌ってる?」「『千の風になって』まだ歌ってる」とうたへの思いが次々に出てきます。 最初のお見舞いに行った時のリハビリ室の光景を思い出し「リハビリ室でみんなと歌えたら皆にも喜ばれるかもしれないね」。 こんな会話をし早速,牧さんと親しい会員の方に病院の先生に打診してもらい,リハビリ時の1時間の了解をいただいた。
 7月23日,12人がリハビリ室に集まった。 私たちのうたうの指導者である小森さんも参加。 伴奏は新日鉄八幡うたう会の岡崎さんのアコーディオン。 初め30分,おおかわうたう会が「赤い靴」「そんな町を」など6曲を合唱し,中間で,牧さんが大好きな「千の風になって」を岡崎さんに歌っていただいた。 歌手の秋川さんに劣らぬ歌唱力に若い看護師さんたちもビックリ。 後は「故郷」「赤とんぼ」など7曲を一緒に歌った。
 牧さんはもちろん,参加された方々やリハビリの先生から口々にお礼を言われた。 「病院でこんな計画は初めてだそうよ,また歌ってほしいといわれたらどうしよう」,「その時は歌おうよ」等,思わぬ取組みに元気をいただいた。
(おおかわうたう会)

2007年9月10日
奈良のうたごえの歴史
美濃部恒子(北九州市)

 日本のうたごえ祭典in奈良,夫と参加,願っていたことが実現します。
 11/15号は奈良のうたごえの歴史,木下そんきさん,守屋博之さんの記事に胸が熱くなりました。 こういう先輩が守り続けたうたごえの重みがズシンと胸に響きました。
 なぜ20人の団員が今日の運動を起こした得たのか,じっくり知りたくて奈良恒子著「うたごえに生きて」の本も書店に注文しました。


2007年2月19日
随想・うたごえ時間
目を養う

綾正博

 最近,あるテレビ番組のデータが意図的に作られたことが暴露されて話題になった。 振り回される視聴者・読者の問題も含めて,テレビや新聞などメディアについて考えるいい機会ではなかろうか。
 あまりにも影響が大きい故に,その社会的責任は計り知れない。 公正さを装いながら本質をそらし,結果として世論を誘導する報道も目にあまる。 それは選挙や憲法についても国民の選択を左右し,国の進路さえ危うくしかねない。 商業ベースでの報道の本質を知らせ,選択できる目を養いたいものだが,これも難題ではある。
 憲法を真ん中に,人と人が心を通わせることの素晴らしさを改めで教えてくれた”2006年日本のうたごえ祭典inふくい・北陸の教訓は一つの解答だと思う。 人がつながり,心に刻まれた確信は容易にはごまかされない強さを持つ。 規模の差はあるが私たちも日常的に経験している筈なのだが,認識できずに見逃している場合も少なくない。
 全国協議会総会では,全国の運動を踏まえて凝縮された議案が討議される。 ふくい・北陸祭典はもちろんだが,各地で展開されるすぐれた経験は,うたごえ新聞で知ることも多いが,限られた行間に隠れた全国の経験や思いを 直接聞くことができ,自らの運動を改めて見直す絶好の機会となる。
 九州からも九州のうたごえ祭典を大成功させた鹿児島や,創作活動などの経験も語られるはずであるが,成功ばかりではなく,失敗や悩みも出し合うことが出来れば,より豊かに人間性に溢れた総会になる。 その醍醐味を地元に持ち帰り生かしたいと思う。
 「憲法改定を目標とする首相や,『女性は子供を生む機械』という厚生労働大臣を持つ政府なんて許さない」そんな世論は,私たちのうたごえ運動の高揚にもかかっている。 総会の成功がその鍵を握っているかも。
(九州のうたごえ協議会議長)



2007年1月1日
列島から年賀状
綾正博

 九州のうたごえにとっても,日本のうたごえ祭典は,ますます身近なものになってきている。 全国合同曲は,合同練習や,合唱講習会を重ねて九州合同として九州祭典で演奏してきた。 昨年は,温かく感動的だった日本のうたごえ祭典(福井・北陸)に劣らず,九州では南の鹿児島から熱い風が吹いた。 その流れは今年の九州祭典開催地長崎に引き継がれる。 また,九州での創作交流は20年を超えて,その創作曲は,九州祭典で歌われ,福井のオリジナルコンサートでも九州合同で演奏した。 今年は年2回の創作交流会を予定している。 九州のうたごえは,逆流を押し戻す力となって,奈良に向かってさらに強く吹くに違いない。 西からの風に期待あれ。