うたごえ新聞掲載記事・2005年

北九州関係の掲載記事を転記します。
 (うたごえ新聞社了解済)

2005年12月26日
合唱は生きる財産
美濃部恒子

 合唱を心合わせて歌う感動は生きる財産といわれる鶴岡さん。私も指導員の時,学童っ子とたちと歌った感動は財産になっている。 鶴岡さんの「音楽の完成度だけでなく,みんなと歌ってどうだったかが勝負」このことばをかみしめている。
(北九州市)

2005年12月12日
3日間アッという間
小松恭子

 広島の親戚宅も訪問できたし,オリジナルコンサートで歌うこともでき,3日間がアッという間でした。 大音楽会の最後は,たくさんたくさん歌って歌って声がかすれるくらい歌い交わして終わりたかった。
(北九州市)

2005年11月28日
随想うたごえ時間
今,うたごえを広げる好機

綾正博

 大きな感動を残してひろしま祭典が幕を閉じた。 「行った人から聞いたよ,元気を貰ってきたって,その人,生き生きしてた。 ひろしま祭典,よかったね」。 広島から帰った翌日っかってきた電話の声である。 会った人に思わず告げたくなる祭典だったのだと改めて思い知らされた。 原爆ドーム前の川辺で魅惑の調べを聴き,グリーンアリーナで垣間見た千人の大合唱に感激したが,運営の一端にいると,出演も聴くことも半端で全体が見えず,まったく心もとない。 参加者の感想に一喜一憂する情けないことになる。 人生も長くなると,疑い深くなって直接聞く感想などは半信半疑であるが,こうした形で声を聞くとやはり嬉しくなる。 この数日,合唱発表会や音楽会について,出演した人,聴いた人から感想を聞いたが,いずれも喜びの声が圧倒的である。 しかし,少数とはいえ苦言もあった。 これもしっかり受け止めたいと思う。
 昨年の沖縄に続いて,今年の広島も,状況にふさわしい(決して喜ぶべきことではないのだが)開催地であった。 それが私たちに特別の意義をもたせ,各地で平和運動と結んで広がり,または折り鶴プロジェクトが立ち上がるなど,ヒロシマを大いに意識した取り組みになった。 もちろん,その真ん中に開催地広島の奮闘があったのは言うまでもない。
 「輝けいのち・憲法9条」は広島から大きな力となって発信された。 その感動は,2000号を迎えた,うたごえ新聞記念号(先号)が増ページとカラーで伝えている。 日本中にうたごえを響かせ,拡げるのは今,私たちには絶好の機会である。
 来年の開催地・福井では,憲法改定の動きが去り,一回り大きな力となった全国のうたごえ仲間と再会する。 それを夢だけにしたくないと思うのである。
(福岡県のうたごえ協議会議長)

2005年10月24日
九州のうたごえ祭典
小松恭子

 10月1,2日に福岡で九州のうたごえ祭典がありました。 鹿児島,大分,長崎など遠くから来られていてすごいなーと思いました。 私もズ〜ッと昔,鹿児島に行ったことを思い出しました。 昔に比べると観客が少ないですね,出演者ばかりみたいで残念です。 こういうのをテレビ番組がとりあげてくれるといいのに…と思いました。
(北九州市)

2005年9月26日
ひろしま祭典への道
91人参加で九州合同練習

綾正博

 8月28日,熊本で3回目の九州合同練習会を行いました。 衆議院選挙の公示直前で参加数が心配でしたが,91人の参加があり,ホッとしました。 曲は園田鉄美さん編曲の「ヒロシマ・ナガサキへのボレロ」,そして「墓標」「大地讃頌」と「平和の旅へ」。 10月1〜2日の九州祭典にむけての最後の練習で熱が入ります。 「平和の旅へ」指導は声楽家・森岡憲昭さんです。 福岡市と北九州市では,それぞれ合唱団を結成して,彼の指揮で練習してきました。 九州規模では始めての合わせで,少し不安もありましたが,新しい「平和の旅へ」が生まれそうで,楽しみです。
 総選挙と合わせて県の母親大会や地域九条の会の発足。 以後,鹿児島とナガサキの合唱交流会などが続きます。 県内の練習会も予定しており,広島までの道は,まだまだ簡単ではありませんが,全てが繋がれば,大成功するはずです。
(福岡のうたごえ協議会議長)

2005年9月12日
青い空九条の会・若者とふれあい
渡辺聿子

 全国の仲間たちの平和と憲法を守る活動に「うた新」が大動脈となって私たち合唱団も呼応して行動しています。
 7月30日「憲法を守り,平和で豊かな暮らしをもとめる北九州市民の会ネットワーク第2回総会」でも,うたごえ演奏活動が高く評価され「九条の会」の27番目として「青い空九条の会」が正式に登録紹介されました。
 早速翌31日には,3回目の小倉駅前街頭署名活動に12人参加。 うたごえに興味関心を示すのは,まず小さい子,次に若者です。 「徴兵制って知ってる?」「えっ,なに? チョーヘイセイ?」 そんなやりとりをしながら話すと分かってくれる若者が多いのです。 平和を考え,守ろうとする意思は「想像力」から。 そしてそれは率直に心に入る歌の力で…
(北九州青い空合唱団)


2005年8月8日
依頼演奏は協議会で
綾正博

 九条の会は県内様々な分野で立ち上がっている。 うたごえ九条の会はまだだが,他の九条の会立ち上げには,協議会として演奏依頼を受け,常に30〜50人で演奏している。
(福岡)

2005年7月25日
大人にもいえること
美濃部恒子

 7/4号のときめきインタビューは大ファンの松野迅さん。 内容もぎっしりで迅さんの人柄がビンビン伝わってくるものでした。 8面,日の丸・君が代強制を跳ね返した都立戸山高校。 考え続け,問題だと感じたら行動すること,これは高校生だけでなく大人にもいえることと思う。
 うた新の魅力が一層まして読み残しがないように隅々目を通すのが楽しみ!!
(福岡北九州市)


2005年6月13日号
街頭演奏デビュー
渡辺聿子

 5月29日,日曜日の人出でにぎわう小倉駅前広場での”北九州憲法ネット・小倉九条の会”の街頭署名活動に参加しました。 ”うたごえは平和の力”の旗を立て,”青い空九条の会”の街頭演奏デビュー。 実は,今年度の定期総会で「”青い空九条の会”を立ち上げよう!」と呼びかけて発足したばかり。
 まずは,団員の半数の16人の参加で「憲法平和歌集・RIBBON」片手に,「ねがい」「青い空は」「Love and Peace」「折り鶴」など。 首に巻いたおそろいの真っ赤なバンダナも若々しく,通行する人々の心に届くようにと願いをこめて歌いました。 これからも,定期的に街頭演奏をしたいと話し合っています。
 (北九州青い空合唱団)


2005年6月6日号
駅頭で憲法ライブ
美濃部恒子

 5月13日,私もモノレール嵐山口駅で,20日は小倉駅で青い空合唱団の”守ろう憲法九条”の訴えをしました。 ビラを受け取る方が多くて嬉しかったです。
 (福岡県 北九州市)


2005年5月9・16日
随想・うたごえ時間
足を止める訳にはいかない

綾正博

 うたごえ新聞創刊50年を迎えて「読者拡大キャンペーン」を展開したが,私は歓声があがる瞬間に2度も出会えた。 最初は2月の全国総会で三輪編集長が報告中の新読者500人達成である。 2度目はもちろん,目標に到達した4月9日である。 記念レセプションの前日とあって,音楽センターの会議室では拍手と歓声,まさに破顔一笑。 その後も,各地から拡大報告が続き,到達数を書き換える嬉しい悲鳴があがった。 わずか3ヶ月程で新読者が1600人余りというのだから,表現は悪いが,色々な意味で「凄い」と改めて思うのである。
 埼玉の壬生さんのような素敵な怪物(?)もいるが,全国各地で,自分たちのうたごえ運動と「うたごえ新聞」を自ら問い直し,外に伝える大運動になった。 目標の達成はうたごえ運動への期待と広がりを確信させ,増えた「うたごえ新聞」は,その息吹を全国に広げ続けている。 しかし,私たちを取り巻く状況が,おおもとの憲法・平和さえ危機に立っていることを思えば,決して足を止める訳にはいかないのも現実である。
 さて,被爆・戦後60年の今年,うたごえ祭典を広島で開催することは,うたごえの気概を示し,私たちの誇りにしたい。 残りの期間が短い中で開催を決めた広島の仲間の意気に応え,それぞれの地域で,職場で,平和のうたごえを響かせ,広島で大合流する壮大な運動にしたいものである。 ヒロシマの意義は深い。
 気概といえば,先日,07年日本のうたうごえ祭典開催を決めた奈良のうたごえ協議会の「夢を見ながら祭典を」という決議文を読むことができ,自ら切り開く決意を込めた名文に胸を熱くした。 機会があれば一読してほしい。 その姿勢を堅持すれば,私たちが足を止めることはないだろうと思う。
(福岡県のうたごえ協議会議長)


2005年5月9・16日
ひろしま祭典に向けて
綾正博

 九州ではブロックのうたごえ祭典が毎年持ち回りで開催され,九州全体で合同練習を行っています。 全域の合唱団員の交流の機会ともなり,祭典成功の要因になっています。
 02年の福岡祭典以後は九州合同曲に全国祭典曲を主に取り上げてきました。 今年は,全国合同曲から「墓標」と「大地讃頌」。 6月12日から,3回の九州合同練習,7月23,24日には,この曲を主に九州の合唱・指揮講習会を行います。 福岡県では10月にひろしま祭典の参加者を対象に,指揮者を招いて祭典曲の練習会を計画しています。
(福岡のうたごえ協議会)


2005年5月2日
05年北九州憲法集会
5・3雑花塾と

五十里智香子

 北九州では,毎年,5月3日に憲法集会を行ってきましたが,今年は憲法集会実行委員会と北九州うたごえ連絡会の共催で,「よし! 9条で行こう!」と題して,憲法フォークコンサートを行います。 ゲストは笠木透さんと雑花塾のみなさん北九州ではじめての憲法フォークコンサートです。 8月に行われる憲法フォークジャンボリーのプレ企画として開きませんかとの雑花塾の山本忠生さんからの提案を受けて,法律家,学生,民医連,市職労,新婦人,国民救援会などからなる実行委員会で共に,北九州の空に憲法の心を響かせよう! と張り切っています。 かわいい「9条で行こう! バッチ」も作成予定です。
(ビオレッティ)


2005年3月21日
お琴の先生にも勧めよう
うた新フォーラムin福岡より

 5日,福岡市と北九州市でのつどいより,新日鉄八幡うたう会指揮者の岡崎健さんの発言。 「新聞はよく読んでいる。 読むと,音楽・運動つくりのヒント,自分が悩んでいることを解決するヒントがいっぱいある。 季刊『日本のうたごえ』で神戸市役所センター合唱団田中嘉治団長が書かれていた『悪魔の飽食』初演までの話は,感動して涙が出た。 あの緊張感が運動を発展させる。 しかし,自分で読んで良かったと思っても人に勧めるところまではなかなかいかなかった。 渡辺亨則さんの話(3/7号)もそうだが,そう思ったら人に勧めて広げる。 それが運動だと思った。 きょうもお琴の先生と会っていて,読んでもらえるかどうかと勧めなかったが,勧めることが大事。 それが自分の力にもなる。」
 フォーラムがあるからと北九州では5人の新読者の報告を持って参加。 福岡ではその帰りに一人,また一人「増えました」と朗報。