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 2002年「日本のうたごえ祭典in福岡」の呼びかけ人,実行委員の紹介がうたごえ新聞に掲載されました。
 ここでは,その記事を転記します。

2002年2月11日号
 今号より毎号秋の2002年日本のうたごえ祭典in福岡へのスポットを紹介。 その第1回。

メッセージ 新しいうたごえよ ひびけ!
九州大学名誉教授 斎藤 文男さん

 うたごえ喫茶が復活したという。 それは,かって「うたごえ」に青春を燃やした世代のノスタルジーだろうか。
 いや,「うたごえ」はナツメロではない。 時代の風俗でもない,運動だった。 日本のうたを,そして社会を,つくり変える運動だった。
 「うたごえ」は,その志を持ちつづける。 今日も,明日も−。
 新しいうたごえよ ひびけ!


2002年2月18日号
よびかけ人メッセージ
駿馬をめざしたい!
米村 ツヤ子さん (福岡県母親大会実行委員長)

 2002年,年女の私は駿馬をめざしたい。 学生時代,荒木栄の歌との出会いがきっかけで私は変わった。 歌声は人を励まし,優しい心で結びつける。 母親大会もうたごえ祭典もみんなで力をあわせて成功させたい。

祭典スタッフ紹介
企画委員長 小橋 省治さん
まさに旬の人です

 私たち,女声合唱団「ビオレッティ」の黒一点,指揮者の小橋省治さん(省ちゃん先生)は,10歳でマスコミ労働者として働きながら関西合唱団第44期研究生に入り,以来19年間,研究生担当として,また舞台監督としてうたごえの様々な経験を積んできました。
 その後,故郷である北九州に帰り,「北九州青い空合唱団」の指揮者として,国鉄労働者合唱団「金曜レール」の指揮者として,演奏会や録音等を手掛けてきました。
 1999年2月の「日本フィルハーモニー交響楽団」北九州公演では事務局長を務め,この時に演奏された交響詩「フィンランディア」の合唱を契機に「ビオレッティ」が誕生しました。
 2002年日本のうたごえ祭典in福岡では,祭典の企画委員長の大役に取組み,みんなの願いや希望を舞台に作り上げるまとめ役として奮闘中です。 うたごえにかけるやる気と情熱は人一倍,まさに旬の人です。
 嶋井 マリさん (ビオレッティ)


2002年2月25日号
よびかけ人メッセージ
多くの人たちと舞台に立とう
鳥越 綾子さん (福岡おかあさんコーラス連絡会顧問,社会福祉法人福岡ひかり福祉会理事長)

 1961年,荒木栄氏と会って,うたごえ運動のすばらしさを知った私は,久留米センター合唱団,九州青年合唱団の仲間たちと日本のうたごえ祭典に参加して歌った「地底のうた」を忘れえぬ思い出として,30年間おかあさんコーラスの指導を続けてきました。
 現在は障害を持ちつつ働いている共同作業所のお世話もしているので,今年の秋,福岡で開かれる日本のうたごえ祭典では,これらの人びとにできる限り多く呼びかけて,一緒に舞台に立とうと楽しみにしています。

祭典スタッフ紹介
運営委員 桧和田 正子さん
大きなズタ袋下げて
 以前は練習日に「うたごえ新聞が減っています。増やす努力をしましょう,お願いします」が口癖の事業部担当(わが団では桧和田さんがCD,書籍,新聞を一括して担当)。
 祭典事務所を構え,本年に入ってから事務所の玄関に入ると,みそ汁の香りとご飯のにおいがして「食べんネー」と彼女のやさしい声。
 「あらー,もう炊き出し体制ができたねー」と声をかけると,「私,”うた新”が増えて大変よ。今までは手際よくできたけど,もう限界・・・・」。
 今現在,うたごえ新聞が増えるのなんの,激震が走っているわが団です。そは言いながら涼しい顔をして,きょうも家出少女のごとく大きなズタ袋を下げて歩いている桧和田正子さんであります。
 出原 絹子さん (合唱団福岡あらぐさ)

2002年3月4日号
よびかけ人メッセージ
年金者組合の元気の秘訣
森田 禮三さん (年金者組合 福岡県本部委員長)

後輩のA「森田さん,年金者組合の元気の秘訣は何ね?」
森田「仲間たちで飲んだ時,『この勝利ひびけとどろけ』や『がんばろう』を歌うからよ。 あんたたち若者は宴会の時に歌わんな?」
後輩のA「カラオケで演歌は歌うけれど,宴会では歌わんね」
森田「今年の日本のうたごえ祭典は福岡,あんたも祭典に参加しない。 俺も歌うぞ。 参加した人たちが地域で職場で,そして酒場で『がんばろう』を歌うようになれば,21世紀は希望が持てるね」。

祭典スタッフ紹介
運営・宣伝委員 浦田 伊佐雄さん
アコ担いで闘争支援
 1960年,安保三池の大闘争を三井化学の労働者として経験し,大牟田センター合唱団に入団,中心的活動のかたわら三井化学のうたごえを組織,指導する。
 活動の中でアコーディオン伴奏の重要性に触れ,その後は一貫として伴奏の重責を担っている。 合唱発表会での高い評価はご存知の方も多かろう。 語りぐさに「がんばろう」1曲を持ってアコを担ぎ,あの下筌(しもうけ)ダム反対闘争支援に出かけたのは有名である。
 現在は大牟田センター合唱団団長として,また「荒木栄」記念祭実行委員として,地域における文化平和行事などにはほとんど関わり,企画立案等の分野でも活躍している。
 原 守男さん (大牟田センター合唱団指揮者)


2002年3月11日号
よびかけ人メッセージ
荒木栄の地 福岡で連帯の輪を!
西嶋 正男さん (福岡県労連議長)

 小泉流改革が,世界の平和と国民の生活を破壊している今,国民・労働者のたたかいが求められています。 労働者を励ます歌を作った荒木栄が生涯を送った三池の地・福岡で「日本のうたごえ祭典」が開催されます。 大きな連帯の輪をつくりましょう。

祭典スタッフ紹介
運営委員・事務局次長 石井 忠さん
第二の青春を祭典成功のために
 彼はご幼少の頃,兄の弾くマンドリンを聴いて育ったので,わが会員の中では音符が読める数少ない中の一人です。 そして伴奏のミスタッチを指摘することを無上の喜びとしており,伴奏者にとってはこわい存在でもあります。 そんな彼も40有余年勤めた製鉄所を9月で年満退職となりますが,「第二の青春を日本のうたごえ祭典成功のために全力で奮闘したい!」と,忙しい中でも,「日うた祭典ニュース」の発行などに張り切っています。
 坂田 紘司さん (新日鉄八幡うたう会)


2002年3月18日号
よびかけ人メッセージ
うたごえに思いを託して
西表(いりおもて)宏さん (香蘭女子短期大学助教授,
福岡沖縄県人会副会長)

 文字も知らぬ名もなき民たちが,喜びや悲しみ,苦しさや楽しさにつけ,その思いと生(なま)の証(あかし)をことばに託した。 それをウツタフ(訴ふ)といった。 それがウタ(歌)になったたいわれる。 歌はまさに個人の息づかいを時代に歌う魂の叫びなのである。
 古来,日本人は口にしたことばによってコトが左右されると,ことばに霊力を言霊(ことだま)を信じてきた民族である。
 2002年日本のうたごえ祭典in福岡ではテロや戦争反対の思いをウタごえに託したい。 私たちの平和を希求する思いはウタごえによって世直しをする心にまで飛躍すると信じてやまない。
 うたごえ祭典のご成功をお祈りします。

祭典スタッフ紹介
運営委員 荒牧 眞子さん
歌って踊れる看護婦さん
 ダイアナ妃に似た笑顔,さっぱりした性格,身のこなしの早いこと,歌って踊れる看護婦さん。 それが我らがビオレッティ団長の荒牧さんです。
 18歳でうたごえと出会い,ずっと歌い続けてきた彼女。 とにかく歌うことが大好きで,ロシア民謡を歌う会や新婦人のうたごえ喫茶の司会も努める一方で,今年は日本のうたごえ合唱団にも参加しています。
 次々と飛び込んでくる団への出演依頼を受けながら,会う人ごとに「賛同募金をお願いします」と言いながら,きょうも走り回っています。
 野崎 寿子(あつこ)さん (女声合唱団ビオレッティ)


2002年3月25日号
よびかけ人メッセージ
楽しみな白秋作品
〜合唱のふるさと福岡へ
行徳 睦代さん (福岡おかあさんコーラス連絡会会長)

 21世紀最初の「うたごえ祭典」が福岡で開かれることを大変うれしく思います。 これまでうたごえの運動には九州各地で審査員としてかかわってきましたが今回は祭典のよびかけ人として名を連ねています。
 福岡は合唱に縁が深く,詩では北原白秋,指導者では故石丸寛,故森脇憲三さん等枚挙にいとまがありません。 また祭典では必ず歌われる荒木栄は大牟田市の出身です。
 今回の私の楽しみは,北原白秋の7つの作品を岡本仁編曲,池辺晋一郎先生指揮で発表されることです。 微力ながら練習指揮をすることになり,「鐘がなります」ではソロをさせていただく事になりました。 大変光栄に思います。
 福岡では皆さまにお会い出来る事を楽しみにしています。

祭典スタッフ紹介
運営・企画委員 砂入 りえさん
九州青年合唱団の主柱
 学生時代は岡山大学うたごえサークル「みみんこ」で活躍。 卒業後はうたごえ仲間であり,後に夫君となる砂入成章氏とともに来福し,九州青年合唱団に入団。
 指揮者として活躍する他,創作活動や事務的な事まであらゆる仕事をこなし,今や夫婦そろって九州青年合唱団の主柱としてなくてはならない存在。
 今回のうたごえ祭典に向けては企画委員の他,地元の青年たちとのつながりを作ろうと尽力している。 今年一人息子が保育園卒園。 卒園式の全員合唱ではりえさん作詞,成章さん作曲の創作曲が歌われる。
 稲富 寿美子さん (九州青年合唱団,大牟田センター合唱団)

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