平 和 の 風  
北九州「平和の旅へ」合唱団・ニュース11号 (2005年12月11日)

第11回練習
 北九州「平和の旅へ」合唱団の,11回目の練習が,11月13日に行われました。 指揮の森岡先生,ピアノの松本先生,キーボードの谷脇先生,歌い手・朗読など32名の参加でした。


大分から演奏要請が来ました
 来年1月15日,大分「iichiko音の泉ホール」で行われる,大分混声合唱団クール・エスポワールの20周年記念コンサートで「平和の旅へ」を九州合同で演奏します。
 団員のみなさん。 ぜひ,大分に歌いに行きましょう。


始めよう平和の旅を
 九州のうたごえ祭典で,友人に「平和の旅へ」を聞いていただいた江口道子さんに,その様子を書いていただきました。

  冬の空は蒼く澄み切って,ポプラ並木の舗道は黄色い落葉の中にどこまでも続いている。
 平和な日本のいつもの風景の中にふとよぎる不安な気持ち,それは何だろう。 軍靴のひびきが聞こえる。 戦争は廊下の奥にたたずんでいる。 戦後60年目を迎えて心に誓うことはひとつ,この国は平和の国として,憲法9条を守り,二度と再び戦争による惨禍を繰りかえしてはならないという強い思いである。
 いま私たちはそのねがいをこめて「平和の旅へ」をうたいつづけている。 原爆の犠牲となった多くの人々,そして渡辺千恵子さんの原爆反対の意思をつたえようとよびかけている。
 「平和の旅へ」は,今こそ多くの人々にとどけなくてはならない,鎮魂と戦争反対の合唱組曲なのだから…。
 北九州うたごえ連絡会が中心となって“平和の旅へ合唱団”をたちあげたことは,平和をねがう人々の心に一点の火を灯し,一歩前進するための勇気と大きな感動を与えたと思う。
 10月1日〜2日に開かれた九州のうたごえ祭典で,私は福岡の友人に声をかけ,会場に足を運んでもらった。
 「“平和の旅へ”をぜひ聴きにきて。 私がうたいつづけていることを,あなたに知ってほしいから。」
 友人はつれあいと一緒に,ケーキのさし入れをもってやってきた。 合唱のあとで,私の手をしっかり握って「ありがとう,ありがとう。 このうたをきかせてくれて。 私たち夫婦をよんでくれて。」と,キラキラ輝く目で話してくれた。
 「始めてこんなうたをきいた気がする。 だれにでも平和をねがう気持ちがあるのよね。 このうたは,そのねがいをよびおこす力があるのよね。 だから,すごく心にしみたのよ」と。
 「人類がいま生きている,そしてまもなく死んでゆくのかもしれない核時代は,一般的には1945年8月6日,広島に一個の原子爆弾が投下された時から始まった。」と,バートランド・ラッセルは,かき始めている。
 そして警告を発している。 「更に強力な人類をいっしゅんにして滅亡させ,地球そのものも破壊する水素爆弾を,アメリカやソ連(当時)がきそって製造している。云々」
 私は,青い空を子供たちに手渡すために,平和の旅を今から始めようと思う。 『ボタンの向こうは冬…』


次は「平和コンサート」で歌いましょう
 12月の「平和コンサート」でも「平和の旅へ」を演奏します。
 
《コンサートの概要》
 タイトル:戦後50年 憲法の心をうたう 平和コンサート
 日時:12月18日(日) 14時〜
 場所:ムーブ
 タイトル:戦後60年 憲法の心をうたう 平和コンサート
 出演:李陽雨(イ・ヤンウ)/シンガー・ソングライター,津屋崎少年少女合唱団,
    平野真敏/ビオラ,「平和の旅へ」合唱団
 チケット:2,000円(障害者・中高生1,000円)

演奏予定
♪12月18日(日):戦後60年 憲法の心をうたう 平和コンサート
♪ 1月15日(日):大分クール・エスポワール演奏会