平 和 の 風
北九州「平和の旅へ」合唱団・ニュース10号 (2005年11月13日)
第1回演奏!
北九州「平和の旅へ」合唱団の,「全日本視覚障害者協議会・福岡大会」での演奏。 無事に終わりました。 福岡「平和の旅へ」合唱団や,津屋崎少年少女合唱団のみなさんの応援も受け,80名の歌い手で演奏。 4月3日からの10回の練習の成果を出すことができました。 「苦しみの日々」のソロは,高校生。 これは,全国の演奏でも例のない,画期的な事だったと思います。
指揮者の森岡先生を始め,伴奏,朗読のみなさまのご尽力,ご協力に感謝し,次の演奏に向けて再出発をいたしましょう。
【演奏の記録】 (敬称略)
催し :全日本視力障害者協議会・福岡大会
日程 :2005年10月9日(日)
会場 :玄海ロイヤルホテル
指揮 :森岡憲昭
語り :佐久間和子
伴奏 :ピアノ/松本郁子,キーボード/谷脇郁子,ギター/山田敏夫
ソロ :松尾竜治(津屋崎少年少女合唱団) 「苦しみの日々」
荒牧眞子「ナガサキから」「娘よ」
合唱団 :80名
演奏に参加して
福岡「平和の旅へ」合唱団の江藤健二さんに,演奏に参加した感想を書いていただきました。
全日本視覚障害者協議会,福岡大会での「平和の旅へ」の演奏,本当にご苦労様でした。 九州のうたごえ祭典に続く二週続けての演奏でしたが,平和への強い「ねがい」を伝えることが出来,全国から参加された皆さんに大きな感動を与えました。 聞いて下さった皆さんの真剣な表情,全く身動きもせずに歌に集中し,中には涙を流して聞いている人達を目のあたりにし,歌う側の私達自身も感動を覚えながら歌うことが出来ました。
今年は,広島,長崎に原爆が投下され六〇年の節目の年。 核兵器の廃絶,戦争のない世界,平和を願う取り組みが大きく広がった年でもありました。 今回の皆さんの「平和の旅へ」の取り組みも,うたごえを通して平和の大切さ,核兵器の恐ろしさを訴えかける大きな力となり,音楽によりお互いの感動を共有し合う大きな歓びともなったと思います。
今回の演奏を成功させるまで,約半年間,森岡先生の熱の入った指導の中で色々とご苦労も多かったと思います。 毎回の練習を成功させるため,団員を集め,会場の準備,ニュース作りなど,事務局の方々のお世話も大変だったことでしょう。
さらに今年は「平和の旅へ」の取り組みの輪が九州全体としても大きく広がった年でもありました。 長崎の「平和の旅へ」合唱団の仲間達の絶え間ないこれまでの努力の上に,八月の原水爆禁止世界大会での三〇〇名を越える感動的な大合唱。 十月の九州のうたごえ祭典。 そして,今回の全視協大会と連鎖的な取り組みとなり,さらには広島での日本のうたごえ祭典での演奏へと,被爆六〇年にふさわしい「平和の旅へ」となりました。
私達福岡の「平和の旅へ」合唱団も,九州のうたごえ祭典に向けて,北九州の皆さんと共に森岡先生の指揮により,同じ時期に平行して練習を重ねて来ました。 この双方の取り組みによって今回の演奏にもお互いに連帯感が生まれ,それぞれの演奏にも大きな力になったと思います。
これからも今回の教訓を生かしながら,「平和の旅へ」を通じて,私達が“うたごえ”の語り部として,そして「うたごえは平和の力」の旗をモットーに,お互い頑張っていきたいと決意を新たにしています。
次は「平和コンサート」で歌いましょう
12月の「平和コンサート」でも「平和の旅へ」を演奏します。
《コンサートの概要》
タイトル:戦後50年 憲法の心をうたう 平和コンサート
日時:12月18日(日) 14時〜
場所:ムーブ
出演:李陽雨(イ・ヤンウ)/シンガー・ソングライター
津屋崎少年少女合唱団
平野真敏/ビオラ
「平和の旅へ」合唱団
チケット:2,000円(障害者・中高生1,000円)