平 和 の 風  
北九州「平和の旅へ」合唱団・ニュース4号 (2005年7月9日)

第4回練習,44名の参加でした
 北九州「平和の旅へ」合唱団の第4回練習が,小倉南生涯学習センター(旧:小倉南市民センター)音楽室で6月26日(日)に行われました。 参加者は,指揮の森岡先生,ピアノの松本先生,歌い手等42名の合計44名。 ほぼ全曲を練習しました。
 7月6日現在の団員数は71名です。




             




森岡先生からのメッセージ
 北九州「平和の旅」合唱団の皆様へ、練習のたびに皆様にはお会いしているのに今更メッセージとは? そこで、練習時に言ってはいましたが、同じことを述べるかもしれませんが、改めて私が、この「平和のたび」に対する思いを述べたいと思います。
 この「平和の旅」は私が10年?くらい前に何度か棒を振りました。 その時は、私もまだ棒の技術もなく(現在も未熟ですが)曲の内容や「うたごえ」のことなどをよく理解していませんでした。 そして、本番の演奏もさほど良い出来とは思いませんでした。 にもかかわらず、演奏が終わってから観客や歌っている人たちの中にも泣いている人が、何人もいました。 私には泣くような演奏だったとは思わなかったのですが、後で振り返るとこの「平和の旅」という構成や、自分自身の過去の思いなどで感動して泣いていたのだということに気がつきました。 合唱の歌唱力はともかく、「平和の旅」そのものの構成力で、ある程度の感動を呼ぶ力を持っているのでしょう。
 私は皆さんの歌の対する気持ちや情熱は大変なものを感じます。 しかし、みんなの声は残念ながら声に深みがなく、感情の変化に対しての、顔や声色の変化、即ち発声や表現の技術が不足していると思われます。 どんなに、平和を愛する気持ちや核を憎む心を持っていても、思っているだけでは聞く人の心には伝わって来ません。 言葉があるので内容は伝わります。 今回の「平和の旅」はぜったいその内容のみで感動させてはいけないと思うのです。 音楽は純粋に音(声)そのもの美しさやハーモニーの美しさが重要です。 言葉がなくても音そのものだけで感動するぐらいの演奏でなければなりません。 「平和の旅」も声(母音)だけで歌っても感動させるくらいのものでなければならないと思うのです。 さらに、人間の声には言葉という素晴らしい武器を持っています。 音だけで演奏する楽器に比べたら非常にすぐれた楽器と言えます。 その美しい音(声)だけで感動するような発声技術に言葉がついたらどうでしょう。 楽器では表せない強いメッセージを持った感動的な音楽が生まれるはずです。 皆さん、そういう真の感動を呼ぶ音楽を創ってゆこうではありませんか。
 今回、福岡と北九州との「平和の旅」を指導するチャンスを与えていただき、本当に感謝しています。 わたしの今までの音楽経験を最大限生かした指導をやっていくつもりです。
 最後に、「合唱団員一人一人がソリストであれ。 仲間を頼るな。」 この気持ちを持ってこれから発声や音楽に接していただきたい。 それが私の「うたごえ」に対する願いです。

「平和コンサート(仮称)」検討中です!
 前号でもお知らせしました「12月28日・平和コンサート(仮称)」。現在,企画などを検討中です。乞うご期待。