平 和 の 風  
北九州「平和の旅へ」合唱団・ニュース3号 (2005年6月22日)


第3回練習,37名の参加でした
 北九州「平和の旅へ」合唱団の第3回練習が,小倉南生涯学習センター(旧:小倉南市民センター)音楽室で5月29日(日)に行われました。参加者は,指揮の森岡先生,ピアノの松本先生,歌い手等35名の合計37名。ほぼ全曲を練習しました。
 6月22日現在の団員数は68名です。


園田鉄美さんからのメッセージ
 「平和の旅へ」の作曲者の一人である,長崎センター合唱団の
園田鉄美さんから,北九州「平和の旅へ」合唱団へのメッセージが届きました。

 北九州「平和の旅へ」合唱団の発足おめでとうございます。心からお喜び申し上げます。
 私は今からちょうど20年前、被爆40周年の1985年、長崎の被爆者・故渡辺千恵子さんの半生を描いた「合唱と語りによる構成『平和の旅へ』」の創作に関わり、その後「平和の旅へ」の演奏活動に関わってきた長崎の園田鉄美と申します。
 1985年7月12日の「平和の旅へ」の初演以来、長崎の「平和の旅へ」合唱団は、長崎県内はもとより、九州各地を始め、広島、東京、京都、名古屋、沖縄などの県外での演奏も含め、演奏回数は延べ149回(うち学校関係での演奏が55回)を数え、延べ9万6千人の方々に「平和の旅へ」を聞いていただき、演奏に参加した人は延べ8千6百人を超えています。
 「平和の旅へ」の演奏は、誰もがこの作品の演奏に参加することによって、被爆者の代理人となって原爆の証言活動を務めることができるという点で、社会的にも大きな意義があると思っています。北九州「平和の旅へ」合唱団に参加された多くの方々が、今後そのことを実感する演奏活動をたくさん積み重ねていかれることでしょう。
また、被爆60周年を迎えた今年、図らずも憲法9条を変えようとする動きが強まっている中で、北九州「平和の旅へ」合唱団が結成されたことは、さらにその役割を大きなものとするに違いないでしょう。
 九州では既に長崎と佐賀に「平和の旅へ」合唱団が結成されており、これまでそれぞれに演奏活動を行っています。また、今年は福岡や鹿児島で、来年には大分で、それぞれの地域の合唱団を中心にした新たな「平和の旅へ」の演奏が計画されています。
 このたびの北九州「平和の旅へ」合唱団の発足が、これらの動きとつながって核兵器廃絶と平和を求める「うたごえの輪」をさらに大きく広げることができますよう、心から期待いたします。

       2005年6月22日 園 田 鉄 美


「平和コンサート(仮称)」で歌いましょう!
 前号のニュースでお知らせしました「平和コンサート」の日程,会場が決まりました。
 12月18日(日) ムーブ
 企画等の検討が,6月30日から始まります。北九州「平和の旅へ」合唱団のみなさん,ぜひ「平和コンサート」で「平和の旅へ」を歌いましょう。